内臓疲労で体に不調が出ることを知っていますか?
・腰がずっと重だるい…
・肩が上がり辛い…
・背中が張って痛い…
・足が痺れる、痛い…
いろいろな体の不調で来院される方がみえますが、内臓の疲れが原因で上記のような症状を引き起こしてしまっていることが多くあります。あなたの不調ももしかすると内臓の疲れが影響しているかもしれません。
では内臓の疲れとは何なのか?どうして内臓が疲れてしまうのか?説明していきます。
内臓疲労とは?
内臓疲労とは分かりやすく言うと内臓の循環や動きが悪くなり、硬く重くなってしまっている状態です。そしてなぜ内臓が疲れるのかというと、内臓に負担をかけ過ぎていたり、内臓が十分に休む時間を取れていないからです。
と言われてもイメージしにくいと思うので、肝臓を例にあげます。
お酒を飲み過ぎると肝臓に負担がかかるというのは皆さんご存知かと思います。肝臓はアルコールのような体にとって毒となる物質を分解してくれたり、食べた栄養素を貯蔵してくれたりとたくさんの機能を持っています。
そのため、毎日食べ過ぎたり飲み過ぎたりしていると、肝臓への負担が積み重なり肝疲労を起こしてしまいます。
また、肝臓がしっかりと働くためには自律神経の切り替えが大切になります。普段からストレスの強い環境にいたり、寝不足が続いていると内臓の働きを高めてくれる副交感神経の活動が弱ってしまいます。そうなると肝臓が働き辛くなり、休む時間もなくなってしまうということです。
肝疲労が起こると…
肝臓は下図のようにお腹の右上辺りにあります。肝臓が硬く重くなるとその重さに引っ張られ、右肩が下がってきてしまったり、姿勢が崩れてきてしまいます。こういったパターンは非常に多いです。
このように体に歪みが出ると、右肩が上がり辛かったり腰痛を引き起こしたりと不調が起きてきてしまいます。
実際にお酒をたくさん飲んだ次の日は、右肩が上がり辛かったり肩の力が入りにくかったりすると思うのでぜひ試してみてください。
整体で内臓疲労は取れるの?
内臓疲労は整体で改善できます。
整体のマッサージで硬くなった内臓の硬さ・重さを優しくとっていくことができます。
また、内臓も神経からの信号を受けて働いています。整体で背骨や自律神経を整えてあげると、神経から内臓への信号が伝わりやすくなり、内臓が働きやすくなったり、疲労がたまりにくくなります。
内臓疲労が取れると体の軽さ、動かしやすさに皆さん驚かれます。ぜひご体感下さい。
自分でできるセルフケア①〜③
何か自分で対策できることはないのか?という人のために、内臓疲労を溜めないためのセルフケアをお伝えします!
セルフケア①
まずはお腹を冷やさないことが大切です。冷たいものばかり飲まない、夜寝る時は腹巻きをするなど、お腹を温めて内臓の循環を上げてあげることが大切です。体は熱いのに下腹部だけ冷えている人などは多いですので、普段から意識してみてください。
セルフケア②
夜はしっかり寝る。上記したように睡眠時間の不足は内臓疲労に直結します。スタンフォードの研究では1日7時間〜7時間半の睡眠時間が理想と言われています。しっかりと睡眠を取り、自律神経の働きを正常化させていきましょう!
セルフケア③
仰向けに寝て両膝を立てた状態で、左右のあばらの下をマッサージします。両手で10往復ほどさすってあげてください。それが終わったらお臍の周りを時計回りにさすってあげます。このようにマッサージしてあげることで、お腹の膜が緩んだり、循環が上がることで内臓疲労を軽減してあげることができます。
小さな積み重ねですが、上記のケアを意識して内臓疲労を予防していきましょう!
まとめ
仕事や家事が忙しく、不規則な生活リズム、乱れた食生活が続いてしまっている方は気付かないうちに内臓疲労が溜まり、体に不調を引き起こしてしまっているかもしれません。
またストレスフルな毎日のせいで自律神経が乱れ、内臓の働きが落ちてしまっているかもしれません。
内臓疲労はいろいろな形で体に不調を引き起こし、痛みや痺れなどの症状を作ってしまいます。
内臓疲労の反応は自分ではなかなか気付けないことも多いですので、整体などをうまく利用したり、内臓疲労を溜めないよう上記のセルフケアを続けて健康な体を維持していきましょう。